先日の経営と管理とも関連するが、「経営」の考え方の背景というか前提となる認識は、「過去の経験」というのはあまり役に立たないくらい環境の変化が激しい。というものがある。これは、米国的な考え方。ともいえるが、確かに環境の変化は尋常ではない。例えば、10年前にはインターネットだって、一部のユーザーが使うそれこそ「おたく」のものでしかなかったのだから。
こういう変化が激しい環境においては、過去の経験から考えるよりも、合理的に事象を分析し意志決定する方が成功率が高くなる。という思いがあると言って良いだろう。そう、つきつめれば「確率」の世界である。

ただ、日本では少子高齢化社会に突入する時代に入っている。過去の事例から端的に言えば、人口の減少、横ばいにおいては社会は安定し、閉塞し、固定化される。ただ、一方で、現在はグローバル社会であり、我が国の「少子高齢化」がどの程度のインパクトを持つのかわかりにくい。2つの相反するトレンド下にあると言って良いだろう。

さて、「前提」は本当に「前提」なのか。

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