今日も、昨日に引き続き、気温がとても高い。
36度、37度というのは、日本でも真夏に体感する温度であるが、それに比べると、湿度が無くカラッとしている傾向にある。(とはいえ、ラスベガスほどではない)
蒸し暑くない分、過ごしやすいとも言えるのだが、その分、屋外でも行けてしまうので、熱射病まっしぐらということにもなる。それだけ、怖い暑さだとも言える。ちなみに、こちらでは、社内に子供を残すことは法律で「厳禁」とされている。
さて、今日は、前々から気になっていたセレブレーションという町に行ってみました。このセレブレーションは、ディズニーがディベロッパーをしている町であり、住宅、商業、レジャーをコンパクトにまとめ、自動車を前提としたスプロール型の開発ではない「町」を目指しているモノである。
ただ、日本にはあまり情報もなく、私も詳細についてはまだ、把握していない。でも、まぁ、百聞は一見にしかず。ということで、出かけてみました。
場所は、ディズニーワールドの南東部。ただ、インターステート4号を挟んだ東側であり、区域としては完全に、ディズニーワールドとは切り離され、独立した立地となっている。
写真で見てわかるように、少し前の、多分、古き良きと言われるような頃のアメリカの町並みがデザインの基調となっている。
15.5:350:233:0:0:セレブレーションの映画館:right:1:1:セレブレーションの映画館:0:
土地利用については、戸建てやタウンハウスなど様々な階層に対応してくれそうな住宅街と、商業エリア、そして、ゴルフ場がレイアウトされ、コンパクト(といってもかなりの面積ではあるが)にまとまっている。
13.7:350:233:0:0:セレブレーションの住宅:right:1:1:セレブレーションの住宅例:0:
特に、住宅が高級住宅とよんでよいものから、いわゆる日本で言うアパートに近いタウンハウスまで、いろいろなグレードがあったのが印象的であった。これは、様々な所得階層の人たちが住まう事を「是」としているからだ。
米国の場合、Gatedシティ、タウンと呼ばれるように、特定の住宅地を囲い込んでしまうのがかなり一般的である。囲まれていない住宅は、いわゆる低所得者層の住宅エリアと言っても良い。それが、このセレブレーションは、Gatedでも無いし、かつ、住宅のバリエーションも多い。これは、こちらではかなり特殊な状況なのではないだろうか。
まぁ、実際問題として、ここには車でなければこれないし、オーランドのダウンタウンからなら、1時間近くは見なければならない距離にある。さらに、道路もうまく曲げてあるので、いわゆる通過交通も入ってこない。つまり、立地そのもので、一種のGatedを実現しているとも言えるのではあるが。
日曜日と言うこともあり、モールでは市が立っていた。正直、暑いなか、テントで販売はどうかと思うが、手作りのバザーのような感じもあり、なかなかの和気藹々感であった。
18.2:350:233:0:0:セレブレーションのモール:right:1:1:セレブレーションのモール:0:
今日は暑かったこともあり、本当に、少し立ち寄っただけであるが、モータリゼーションが今ほど発達していなかったころの空間構成、住まい方、そして、景観デザインを提示しているというコンセプトを感じることが出来た。日本で言えば、昭和40年代位を今の快適さを損なうことなく再現したという感じだろうか。今後、もう少し、情報を集めた上で、再度、尋ねてみたい。
例によって、写真は以下に。
http://picasaweb.google.com/i.youichi/CelebrationByDisney20090621#

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