今日、宿舎に戻ると、郵便ポストに3つの郵送物が入っていた。1つは、会社からの給与明細など。もう1つはアップルからリベートの小切手。そして、3つめは、ANAカードUSA。
2点目のリベート小切手も見たのは初めてであるが、これの現金化については、私もやり方をまだ知らないので、後日、報告として、今日は3つめのANAカードUSAについて触れておこう。
このANAカードUSA。その名のとおり、ANAカードのUSA版である。
http://www.anacardusa.com/
日本を発つ前に、このカードの存在を見つけ、手続きを進めていたのだが、いやぁ、発行まで、ながかった。
その理由は、まずは、運転免許と同じで住所の証明が出来ないことが大きい。(それだけではないが)
運転免許と同様に、公共料金などの郵送物を示せと言うのだが、学生宿舎にそんなものは無い。結局、運転免許証を取得後、それをPDFで送付する事で対応となったため、運転免許証の取得までの時間がそのまま、発行までの時間の長さとなっている。
ただ、これらについて、正直なところ、ANAカードUSAの対応は、あまり良いモノではなかった。日本のカードと発行のシステムが違うところがあるのは解るが、それらについて事前に説明はあまりなく、手続きを進めていくたびに、次はあれ、今度はこれというように、申告や証明書の送付が求められたためである。しかも、こちらが難色を示すと、「これは、銀行の規定でそうなっている」とか「これは、米国の規定でこうなっている」というように、自身の問題ではなく、他者にその理由をもっていき、かつ、それに対する対応策の例示も非常に少ない。これでは、WEBサイトなどで、直接、米国のカード発行を申し込むのと変わりない。
日本人に向けて、こうしたサービスを行っているのであれば、日本とは何が異なり、何が必要となり、それは、どのように取得可能なのかといったことを、あらかじめ示してしかるべきだろう。そうしたロードマップが事前に示されていれば、その困難さもわかるし、他の手段との比較検討も可能となるからだ。
一方、携帯電話を仲介したドコモUSAは、T-mobileが実際のキャリアだが、T-mobileの都合、ルールは、可能な限り、ドコモが吸収し、非常にスムーズな契約が可能であった。例えば、こちらの電話やカードには「アクティベーション」という行為が必要なのだが、ドコモUSAでは、あらかじめアクティベーションを代行した電話機が送付されてきている。セキュリティ的には問題があるのかもしれないが、全く通信手段が無い可能性が高い顧客に対するサービスとしては評価すべきだろう。その後、いくつかのトラブル(1つはT-mobilの問題、1つは私の確認ミス)もあったのだが、その対応も非常にスムーズだった。
今回、ANAとドコモという2つの日系企業の米国サービスをつかってみたが、ここまで、対応が別れたのは正直、意外であった。
とはいえ、これで、米ドル決済できるクレジットカードが取得できたのは、うれしい。ガソリンスタンドをはじめ、米国発行のクレジットカードしか使えないサービスは少なくないからだ。(例えば、iTunesもその一つ)
また、一つ、米国生活のインフラが整った。

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