Discussion of Destination Branding.

オーランド169日目 〜スワン&ドルフィンに行ってみる

今日は、ベテランズ・デイ(日本語だと、何でしょう。敬老の日とも違うような)で、大学はお休み。でも、昨晩、原さんの娘さんに聞いたところ、小学校はあるようです。不思議な休日です。
13.3:350:233:0:0:Swan:right:1:1:DolphinからみたSwan全景:0:
その休日の中、誘われて、WDWの敷地内にあるスワン&ドルフィンに視察にいってみました。
他の非直営ホテルは、敷地の端に固められている中で、このホテルは、WDWの敷地のど真ん中にありながら、ディズニー直営ではなく、スターウッド(SwanはWestin、DolphinはSheraton)が経営しているという異色の存在。さらに、このホテルは、WDW内のバスが巡回するなど、直営ホテルと同様のサービスが提供されている。つまり、宿泊者としては非直営であるということを意識する必要が全くないくらい同化しているのである。
その理由は、以下のサイトによると、EPCOTの立ち上げ時に、コンベンション機能を有したホテル(コンベンションホテル)をディズニーは欲したものの、資金的な問題などがあり、土地をリースする形で、立ち上げたためのようだ。
http://wapedia.mobi/en/Walt_Disney_World_Swan?t=1.#2.
他のサイトによると、その資金面では日系資本の投資もあったという話だが、確認はしていない。
ただ、JTBを初め、日本からのパッケージツアーの対象ホテルとして象徴的な存在のホテルでもあるし、当時の経済状況(日本はバブル突入!)を考えれば、まぁ、そうした話があっても、不思議ではない。
ただ、ディズニーは、結構、融通が効かないところもあるので、旅行会社としては、スターウッドである同ホテルの方が、何かと便利という事もあるのだろう。
13.5:350:233:0:0:Dolphin:right:1:1:SwanからみたDolphin:0:
さらに、このホテル。実は、WDWを巡るには、一番と言って良い立地にある。エプコットとハリウッドスタジオの間に位置し、両テーマパークには、船でアクセスが可能。マジックキングダム、アニマルキングダムには距離はあるが、それは両パークが、WDW敷地の端に位置しているためであり、総合的な4つのパークへのアクセスのしやすさでは、群を抜いていると言って良いだろう。また、同様に、2つのウォーターパークにも、ダウンタウンディズニーにもアクセスが容易で、ボードウォークには隣接しているという好立地である。これに加え、敷地外からのアクセスも容易で、とっても便利。
こうした立地と、スターウッドの品質、直営ホテルと同様の園内サービスとなれば、人気がでて当たり前だろう。
さらに、前述したように、このホテルは、もともとコンベンションホテルとしてスタートしている。コンベンションは、現在では、直営ホテル(グラン・フロディアン)でも取り組まれているが、マジックキングダムエリアは、マジックキングダムへのアクセスだけは秀逸だが、他のパークや、外部からのアクセスが非常に不便である。私がミーティングプランナーなら、ドルフィンを選択するだろう。参加者の全てがミッキー好きとは限らないのだから。
9.4:350:233:0:0:Swan:right:1:1:Swan ヘブンリーベッド:0:
2つのホテルは、内部のブランドは異なっているが、非常に似通った作りになっている。例えば、WestinであるSwanにはへブリーベッドが入っているが、SheratonであるDolphinにも実は、同じベッドが入っている。その他、部屋の基本的な大きさ、室内の調度品も同様。異なるのは、Dolphinは、ドアを開けたところがタイル敷きになっていて、さらに、洗面台が1つだけ(バスルームとは独立)になっているといった程度。ただ、コンベンション施設を併設するDolphinの方が、全体としてホテル規模が大きく、それに伴ってパブリック空間も充実する傾向にある。例えば、マンダラスパが入っているのはDolphinであり、レストランの数も、Dolphinの方が多い。
両ホテルともリノベーションが入っており、室内はとても綺麗。建物の外装もとても、建設から、20年が経っているとは思えない出来映え。
昨日の、ローゼンホテルズを巡った時も感じたが、こうした定期的、計画的なリノベーションにはとても感心する。
ただ、こうしたリノベーションで、実は、見過ごされているのが、客室のドア。ペンキを塗り直すなどは対応しているものの、ドアやサッシは、年月による進歩が激しいので、どうしても古びて見えてしまう。さらに、ドアは開け閉めするものであるため、設置された状態で塗り直しても、均一な再塗装は難しく、ムラや塗り残しが出てしまう。一般の顧客がどこまでこれを気にするか解らないが、私は、ちょっと気になってしまう。
また、実際に泊まってみないと解らないのが、シャワーの湯量や温度調整機能。これは、快適感を大きく左右するものであるが、結構、見過ごされている場合が多い印象がある。
14.1:350:233:0:0:Todd English's bluezoo:right:1:1:DolphinにあるTodd English's bluezoo 〜海の中をイメージ:0:
両ホテルを巡って、とても印象的だったのは、レストランがとても「ハイセンス」であることだ。案内してくれたセールス・マネージャーも力説していたが、アップデートは都市のデザイン思想が、そのまま持ち込まれた作りとなっている。私は、東京は、今や、世界に誇れる食の魅力を備えた都市であると思っているが、その東京の飲食店トレンドを見ていると解るように、先端的なレストランは、もはや食そのものだけでなく、非常にハイセンスな、一つの芸術作品のような空間があわせて提供されるようになっている。両ホテルには、こうしたデザインを有するレストランが、多く、展開しており、先端性の高い都市文化がリゾート地に持ち込まれている。その分、「大人」のレストランが多いので、客層は選ぶだろうが、コンベンションホテルという性格をもつ、同ホテルにとっては、好適なのだろう。
とまぁ、なかなかのホテルであるが、もちろん、クラスはDeluxe。宿泊料は季節によっても異なるが、一例を挙げれば、12月で特別設定されているフロリダ住民向けの特別プランで$159からの「格安料金」。これは室料ですが、「ハイセンス」なレストランでの食事経験なども含めたら、かなりの金額になります。
あとは、価値観の問題ですね。
なお、写真を以下に挙げました。ご参考まで。
http://picasaweb.google.com/i.youichi/SwanDolphin091111#

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