Appleのジョブズが、CEOを退く事を発表した。
改めて、この人は、自分の進退がAppleにとっての最大のリスク要因であり、タイミングを計っていたのだろうなと言う事を感じる。
ジョブズは1月に、休養宣言をしている。
その際には、以下のようなブログを書いた。
http://www.resort-jp.com/ppBlog17/?UID=1295481880
今回の状況。この前回の状況と、とてもよく似ている。
例えば、Appleは、8月11日に、時価総額世界一を記録している。
http://news.ameba.jp/20110810-103/
これは、前ブログで書いた「過去最高の四半期業績」を記録したタイミングに酷似している。
つまり、Appleが上り調子にあってポジティブな情報で溢れているときに、自身のネガティブ情報を入れ込むわけだ。
いくつかのコラムが指摘しているように、Appleの大きな方向性、製品ラインアップは、ほぼ更新が終了し、今後2年くらいは、この路線で突き進むことが出来る。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1108/25/news065.html
んで、ジョブスは、まだ、56歳。仮に、今後2年で、Appleがグズグズになってしまったら、なりそうなら、休養後に復職することも不可能な事ではないだろう。
個人的には、数年かけてやっていくのかなと思っていたが、今回、一気にCEO退任まで持ってきた。
それだけ、製品ラインアップや戦略、そして、後継者に自信もあるのだろう。
こういう、自分を客観視出来る人って、素直に凄いなぁと思う。

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