どうも、3時頃に一旦、目が覚めてしまいます。
睡眠が細切れになっている感じ。
ただ、日中の活動に問題は無いので、これはこれで良いかと思っています。
昨日は、ロンドンから電車で90分ほどの距離にある国立公園「New Forest Park」にヒアリングに行ってきました。
こちらは、DMSとは関係なく、保全と活用が求められる国立公園が、イギリスにおいてはどのように管理されているのかというテーマのヒアリングです。
結果的には、日本とかなり似通った状況。
互いに、同じような課題意識に基づいて、同じような対応策を講じ、同じように悩んでいる。という印象でした。
ただ、それだけに、「答え」が無いのも同様。
「解き方」については、両者でずれていない。なので、まぁ、これが失敗確率の低いやり方なのだろうということの確認が出来たという感じです。
さて、ホテルがロンドンの西側にあるため、ヒアリング時などは、地下鉄を使っていろいろ移動することになります。
イメージ的には、笹塚あたりにホテルがあって、上野や品川、渋谷に出て、中距離列車に乗るイメージです。
こちらの鉄道は、整備が古い事もあり、日本のそれとはいろいろ異なります。
例えば、地下鉄は、非常に小型の造りで、通称「TUBE」と呼ばれるように、大江戸線など目じゃないくらいタイトな造りです。
また、ターミナル駅の乗り換え動線もかなり複雑。サイン自体はシンプルながら要所に設けられているため、あまり、迷うことはありませんが、方向感覚を保つのはかなり難しい。
その上で。面白いのは、組み合わされるソフトウェアです。
こちらにも、オイスターと呼ばれるICカード切符がありますが、これ、従来の紙チケットと値段が異なります。ちゃんとは調べていませんが、倍額はある感じです。
具体的には、オイスターカードだと中心部(ゾーン1)で1.9ポンドが、紙チケットだと4ポンド。1ポンドは現在、120円強ですから、オイスターカードでも、日本よりかなり高額ですが、紙チケットは、暴力的な高さです。
この他、いわゆる1日券(紙チケット)もありますが、説明を読む限り、従量制であるはずのオイスターカードにCAPがかかり最高額は同じになるようです。つまり、オイスターカードの方が、どんな場合でも安価か同額になります。
それだけ、オイスターカードに利用を誘導したいと考えているようですが、それでも、ここまでの価格差を設けるというのは、日本ではなかなか考えられません。これはこれで、一つのやり方だと思いますが、ヒースロー空港の販売窓口は、かなりの混雑になっています。オリンピック時、大丈夫でしょうかねぇ。
ちなみに、私は、昨日からオイスターカードに切り替えました。
もう一つ。こちらの中距離列車は、線路の管理と、鉄道の管理の会社が分離されています。そのため、いろいろな事業者が参入しており、こちらも、価格がダイナミックに変化します。現地の通訳さんの話では、倍額くらいは平気で違うとのこと。まぁ、航空料金と同じだと思えば、そんなものですが。こちらも解りにくいと言えば、解りにくい。
なお、中距離列車については、以前は、仮に不正乗車が見つかった場合は、高額のペナルティを課すということで、改札口などをしっかりさせない仕組みでしたが、現在は、日本の改札以上に圧迫感(日本の改札のゲートは低く、バーも目立たないが、こちらは、身長以上にまでそびえ立つ)があるものに変わっています。あまりに不正乗車が多くなりすぎ、強化する事になったとのこと。
それだけ、いわゆる「秩序維持」が難しくなったという事でしょうか。
では。

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