UCFのサマーBという学期(6月の最終週から8月の頭まで)にて、リーダーシップ&戦略マネジメントという講義を聴講させてもらっていることは、すでに、このブログにて示している。
この講義に出ていて、感じるのは3つある。
1.リーダーシップなどの定義と現場における適用方策が、すとんと納得できる内容となっているという内容そのもののおもしろさ
2.講義が、先生から学生への一方通行ではなく、生徒を参加させたり、考えさせたりする講義のテクニカルスキルの高さ
3.学生も、講義に積極的に参加し、自ら考える(ようにみえる)という学習スタイルの違い
今日は、この中で1について触れておこうと思う。
リーダーシップという言葉は、もはや日本語ともなっているが、それはどういったものなのか、また、それはどのように育成できるのかといった事は、あまり意識されていない。どちらかと言えば、個人の資質、ヒューマンスキルに類するモノだと思われがちである。
それが、こちらでは、組織目標からブレークダウンされてきたものとして定義されているということについては、以前、このブログでも触れている。そうした整理を通じて、対応するスキルを明確にし、ヒューマンスキルだけでなく、テクニカルスキルやコンセプチュアルスキルに展開が行われている。(ただし、講義内では、ヒューマンスキルとかテクニカルスキルといった言葉は出てこない)
これの何が重要かといえば、ヒューマンスキルは、個人の資質と深い関係があるため、その後の教育に経験によって大きく変化させることが難しいのに対し、テクニカルスキルやコンセプチュアルスキルであれば、育成が可能であるということです。つまり、多くの人が、ちゃんと「リーダーシップ」を持つことが出来るようになるということです。
昨日のブログでも書いたように、全体では複雑すぎてよくわからないものも、モジュール化して分解することで、その実像や相互の関係が見えてくることになります。
リーダーシップに関する整理も、まさしく、そうした流れに沿ったモノであり、非常に構造的になっています。
今日の講義で、なるほどと思ったのは、リーダーシップとマネジメントの違いですね。例えば、私は、社内的にはプロジェクトマネージャーや、グループリーダーといった呼称(役割)が与えられることがあります。グループリーダーの上位にはグループマネージャーが、また、プロジェクトマネージャーの下には(現在は使っていない呼称ですが)プロジェクトリーダーという呼称(役割)も存在しています。
この流れは、リーダー<マネージャーという直線的な関係を示していると言って良いでしょう。
ただ、リーダーシップとマネジメントの定義を比較すれば、両者は、実は別物であるのです。
さて、何が異なるのか….答えは、また、明日。ということで。(すいません。睡魔がおそってきてしまい)