Discussion of Destination Branding.

オーランド131日目 〜インフルの予防接種を受ける

今日は、月曜日。
月曜日は、朝9時からと15時からの2つの講義があります。
いつも、概ね9時頃に大学に行っていますが、この講義日は、9時から講義が始まるため、すこし、早めに家を出る感じ。
さて、昨日、航空ショーに、出かけたことはお話ししましたが、その際に、「予防接種は簡単に受けられる」との話を聞き、昨晩、調べてみました。
まず、こちらでは、予防接種はいろいろなところで実施しています。TVによれば、先週末はダウンタウンにて、先着200名、無料接種なんていう取り組みも行っていたようです。
もともと、ワクチンを自国で製造できる米国は、ワクチンが余っている状態。自国分はすでに確保し、余った分は海外(例:日本)に輸出しているという状況にあります。
さらに、大統領自ら、その接種を促す声明を出したことから、あちこちで、取り組まれているという感じですね。
ただ、これは、見方を変えれば、医療機関など予防接種を事業として実施できる所には「商機」となります。なにしろ、注射をうつだけで、売り上げを立てることが出来るわけですからね。
でも、病院からすると、「単に注射をうつ」というのは細かい商売であり、さほどそそられない。
その結果、ドラッグストアが、この予防接種事業に、大々的に取り組むようになっています。
ドラッグストアは、日本では、マツキヨが思い浮かびますが、こちらのドラッグストアは、近年、日本の郊外に展開しているホームセンターのようなドラッグストアに近い形態です。薬はもちろん、食料品、文房具、雑貨、果ては車のオイルまで、生鮮品こそありませんが、総合スーパーと言って良いしなぞろえ。
そうしたドラッグストアは、あちこちに立地していて、イメージ的には日本のコンビニのような感じとなっています。
そのドラッグストアの一部は、簡単な診療所を併設しています。そして、そうした診療所を併設しているドラッグストアでは、「予約無しでその場ですぐに予防接種を受ける」ことが出来るのです。
そうした情報を提供しているサイトをみて、良くできて居るなぁと感じたのは、「クイズ」をさせることです。
以下のサイトをみてもらうと解りますが、割引券をゲットできる「クイズ」があります。
http://www.cvs.com/flu/
このクイズは、「新型インフルに対して、いかに、ワクチンが役立つのか」ということが対象となっているクイズで、その中身は、結構、硬派です。普通だったら、誰も、面倒がってやらないでしょう。でも、「割引券」がゲットできるとなれば、話は別。頑張りたくなる。
そして、そのクイズにチャレンジすると、結果として「ワクチンうけなくちゃ」という気分になる。となれば…。
ワクチンは、その有効性を理解するのは、それなりの理解力なり、意識が必要なものです。そのため、ワクチン接種をする人というのは、ある意味、決まった人たちだったと言えるでしょう。でも、今回は「新型」であり、関心も高まっている。こうした人たちをゲットできれば、ドラッグストアとしては、そのまま売り上げに直結するわけですよね。
さらに、一度、顧客に勉強させ、知識をつけさせれば、来年度以降も顧客になってもらえる可能性も高い。
いやまぁ、良くできた仕組みだなぁと思いました。
なお、価格は$30。保険があれば、$20とか$25とかになるようです。
所要時間は、注射後の安静時間(15分)を入れても、受付から30分。あっさりと簡単に接種をうけられて、かつ、日本より安いというのは、魅力的です。(日本ではワクチンが足らないとも言われていますし)
なお、受付では住所などの入力が必要なので、観光客では対応は難しいかもしれません。(ホテルの住所などでも行けそうな気はしますが)
ところで、このやり方。観光分野でも適用できると思いませんか?
歴史とか文化、または自然体験といった観光行動は、楽しむために一定程度以上、当該領域の知見が必要になることから、どうしても客層が固定的になってしまいがちです。
インタープリターという制度は、そうした前提となる知見の水準を押し下げる降下がありますが、それを実感するには、参加し、自分が体験、経験することが必要です。
これに対し、このCVSフルショットのやり方では、顧客に「誰でもがほしがる魅力」を見せておいて、その魅力を得るために必要な事として、「勉強」させるわけです。
これを応用すれば、例えば、温泉地において、土産物屋で使える割引券を、ゲットできる代わりに、その温泉地を楽しむためのポイントクイズ形式で示してやる。それだけでも、温泉地に対するFamiliarityを上げる事が可能となるでしょう。
いろいろ、やり方はあるものですねぇ。

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