Discussion of Destination Branding.

製品としての魅力

携帯電話を買い換える事にした。
私は15年間、ドコモを使い続けていたが、ソフトバンクへの切り替えである。
理由は、iPhone4への移行。
ドコモには、信頼感に裏付けされた高いロイヤリティを持っていたが、この夏モデルを見て、見切りを付けることにした。
特に象徴的だったのは、ハイエンドのF-06B
「防水、フルHD、無線LAN……まさに「全部入り」なF-06B 」
http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/minna/20100621_375344.html
フルHD撮影対応の防水スライドヨコモーション「F-06B」
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100518_367504.html
確かに、機能としては凄いと思う。これ一台あれば、手持ちの、iPod Touchをネットに接続することも出来るし、プールなどで子供達を動画撮影することだって出来る。多分、私が20代の頃であれば、「スゲ-欲しい」と純粋に思えただろう。
しかし…。それらをフルに使いこなす機会が想像できない。搭載されている様々な機能が、シナジーを呼ぶ機会が想像できないのである。
例えば、カメラ機能。1320万画素のCMOS、様々なオートフォーカス機能搭載で、機能てんこ盛り状態だが、画角は「28mm」固定。なんか、バランス悪くないですか? (防水機能を活かして)プールで、子供達をちゃんと撮ろうと思ったら、無茶苦茶、近くまで寄らないと行けないと言うことですよねぇ。
ジャイロなども付いていて、ゴルフスイングのチェックもしてくれるらしいが、ゴルフやらない人の場合は?
WiFiを全開したら、2時間でバッテリーが切れる? しかも、その間は、着信できない?
もう一つ。とても、気になるのは、ハードウェアとソフトウェアが分離されていないことだ。
例えば、ゴルフスイングチェック。機種を買い換えたら、まず、新機種ではその機能を引き継ぐことは出来ない。
写真検索の機能(サーチミーアルバム)も、この機種内で完結する機能となろう。
にも関わらず、過去の経験からいえば、2年も経てば、携帯はボロボロ。とても、「使い続けられる」ものではない。
仮に、この機種を使いこなして、作り込んだとしても、2年経ったら、また、ゼロから構築し直しだ。
使いこなすほどに、その再構築が苦痛になるという矛盾。
しかも、これだけの高機能機で、価格も5万円以上する(だろう)にも関わらず、秋には「旧型」になる。
「製品としてのバランス」があまりに悪い。
iPhoneが日本に来て、3年目になるこの時期に、未だに、こうした方向から抜け出られないところが悲しい。
同じような発想の商品を昨日、みかけた。こちらは、パソコン。
東芝が8月に発売するリブレットだ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100621_375378.html
技術的には、とても面白いと思う。
でも、標準バッテリーで2時間しかもたないって、この手の機種としては、おかしくないですか?
それだけで、アウトでしょう。
こちらは、Windows7という、携帯端末には「重たい」OSを搭載し、それにCPUなどをあわせた結果、消費電力を抑えられなかったのだろう。
まぁ25周年のお祭りモデルなので、良いのかもしれませんが。
対称的なのは、このところ、秋葉原に出回っている、iPodもどき。
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100619/etc_tablet.html
たくさん、たくさん、グレーな製品だが、12万円出してリブレット買うよりも、こちらの方が、面白いだろうなぁと感じる。
魅力づくりは、製品でも、観光でも、同じ部分があるのだろうと思っています。因数分解してはいけない。ということです。

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