少々、古い記事だが、へーと思ったのが、これ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/mobile/20100826_389414.html
日本通信が、ドコモのネットワークで、iPhoneを利用可能とする。というのは、iPhoneユーザーとしては、気になる記事だが、なぜ、ドコモ本体よりも安い価格で対応できるのかという点に、疑問があった。単に、iPhoneブームを当て込んで、安売りでシェア拡大を図ってきたのではないかとも思っていた。
しかし、それが、誤解であり、実際には、非常に細やかな取り組みがあった事を知ることが出来た。
んで、これを読みながら感じたのは、例え、持っているリソース(経営資源)が乏しくても、顧客のことを知り、その特性に合わせて最適化すれば、やっていけるのだということ。こうした取り組みを発想し、実践した日本通信には、素直に経緯を示したい。
私がテーマとする、観光地でも、同様のことは出来そうだ。
ただ、ITの歴史から見ると、こうした取り組みが実効力を持つのは、数年。短期である。
思い返せば、ハードディスクの容量が小さい頃、フロッピーが主体であった頃、または、ネットの新興期には、様々な圧縮ツールが脚光を集めたものだ。
今回の日本通信の取り組みは、通信事業者側が、そうした取り組みを行ったという点でユニーク(リモートメールの半パケも近い発想か?)ではあるが、歴史を考えれば、節約すべき対象となるリソース、ここでは、通信回線の転送量が十分に大きなものとなれば、無用となってしまう。その間に、シェアを獲得、さらには、これを突破口に新サービスを並べ、橋頭堡を築いていくことが必要となろう。