iPhone4を使い出して、2ヶ月。
電波状態の悪さを除けば、とても満足した日々を過ごしている。
その原因は、基本的には、「電話も出来る」携帯情報端末ということだろう。
私は、もともとあまり電話はしない。
業務上、電話が必要な場合もあるが、勤務先から電話が支給されているため、それらは、別電話での対応でOKという事情もある。
よって、「電話」はおまけでしかなく、データ通信機能の方が重要である。
iPhoneが、パソコンと違うのは、外部への持ち歩きが前提となっていることだろう。例えば、GPSと地図があれば、ナビゲーションにすぐになる。私はこのところ、自転車に週末乗ることが多いが、自転車向けのGPSロガーソフトも出ている。iPhoneによって、会社のスケジュール管理のデータを意識せずに同期して持ち歩けるようになったし、先日から始めたtwitterだって、iPhoneがなければ、やる気にはならなかった。
そんな中、新たなiPhoneの可能性を感じたのは、以下の記事。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1009/09/news057.html
iPhoneをラジコンヘリのコントローラーにしているのである。
これがすごいと思うのは、おそらくは、iPhoneは、単なるコントローラーではなく、ラジコンヘリの動作、挙動を自動調整する機能を備えているのだろうということだ。
現在、室内用に安価なラジコンヘリが出ているが、これらは、「安定」させるのは、結構難しい。機体の細かいセッティング(例:翼を曲げる)に加え、コントローラーを操る技術も相変わらず必要だ。
が、この製品の安定性を見ると、おそらくは、機械的に安定性をたまっているのではなく、iPhoneが、その指示を出しているのだろうという推測が出来る。この推測が正しければ、自動車の横滑り防止装置や、オートクルーズなどと同様で、ラジコンヘリの総合的な状況を解析し、ソフトウェアがハードウェアを総合制御している事になる。
これが可能になると、iPhoneが通信できる機器を、総合制御する事が可能になるだろう。データ通信機能を含めてだ。
例えば、おもちゃ類だけでなく、現在、掃除機や洗濯機などの家電製品は、独自のOSとプログラムが組み込まれているが、iPhoneがコントローラーになる事だってできるのではないか? そうなれば、制御プログラムを超える細かい制御が可能となるだろう。
福祉分野でも同様だ。電動車いすを、簡単にインテリジェンス/スマート車いすにすることが出来るだろう。
楽しみだ。

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