マーケティングを考える
マーケティングとはなんぞや。
これも、実は、戦略とならんで、個人的にすっきりしない状態にある。(戦略については、だいぶ、すっきりした)
マーケットは市場であるから、マーケティングは、市場に対する行動となる。日本の書籍では「売れる仕組みをつくること」とされていることが多い。
市場を明確にし、その市場に対して商品やサービスを開発、改良などして販売を促進する。
という事だろう。
ただ、「市場」とはなんだろう。
日本では、マスとかニッチといった区分がよく行われる。
例えば、「マスは大手が抑えているから、ニッチをねらう」というようにだ。
つまり、本質的には「量的な拡大」を図りたいが、それが出来ないので差別化するという事である。
背景には、市場を構成する人々は一様に同じような人々である。という思いがあるでのはないか。
では、本当に「市場」を構成する個人は一様か。
日本でも所得の二極化が言われ始めているように、そうではないだろう。
魚が居る(他の漁船が来ていない or 自分よりも格下の漁船しかいない)海域を見つけるのが、マーケティングの第一歩だとしたら、その次の段階として、自分が釣りたい魚(釣って得をする魚)を選別することもあろう。すなわち、釣れる段階にはあるが、敢えて釣らないという選択もあると言うことである。
どうにも日本におけるマーケティングは、言葉だけが一人歩きしているのではないか。もっと本質的な部分はなんなのだろう。
マーケティングの発祥の地であり、かつ、いろいろな人が生活しているアメリカに来ると感じる
おいおい整理したい。