今日は、ホテルの移動が無いので、いつもより余裕のある時間割。
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まずは、テクテクとウェスティンからシェラトンまで、ビーチサイドを歩いていく。
ここ「カアナパリ」は、プリンスビルと異なり、複数のホテルが集積して一つのリゾートを形成している。有名どころでは、(南から)ハイアットリージェンシー、マリオット、ウェスティン、シェラトン。大きなショッピングモールやゴルフ場などはこれらのホテルで共有する形になっている。
そして、ビーチサイドにはこれらのホテルやショッピングモールをつなぐ形で歩道が用意されている。ビーチは砂に足を取られて歩きにくいが、こういう歩道が用意されていることで、ビジターは快適にホテル群を移動できる。これによって、他のホテルのレストランに行ったり、他のホテル前のビーチに行くことも出来る。
なお、ビーチはあくまでもパブリック、公共の場。よって、一般の人でもビーチに入れるように配慮され、公道から抜け道みたいなものも用意されている。なので、これらのホテル群に泊まらなくても、ビーチの利用は出来る。(自動車のとめる場所とかの問題があるので、難しいが)
こうした取り組みはワイキキも同様である。
ホテルが集積し、かつ、競争しながら連携する事で、多くのビジターを集中的に集め、これによってレストランやモール、各種のアクティビティなどを更に充実させていく。教科書のような取り組みである。
シュノーケルポイントとして有名なブラックロックは想像以上。亀やマダラトビエイを何度も見ることが出来た。ビーチからほど近いのに、この生態系の濃さはすごい。
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ホテル群は、適度な間隔を保ちつつ、それぞれ特徴的な形態をしている。ただ、共通しているのは、過度にビーチ側にプレッシャーをかけていないこと。前述した歩道沿いは、植栽や快適そうなレストラン。アクティビティセンターを並べ、歩く楽しみ、快適さを提供している。
各、ホテルのプールは宿泊者専用だが、大きな塀などがあるわけではなく、高さを変えるとか、アプローチ歩道の幅を変えるなどして、パブリックとプライベートの違いが自然にわかるようにつくられている。(これに加え、立て看板が立っていて、プールやチェアは宿泊者専用だよとアピールしてある)
パブリックとプライベートをうまく連携し、それぞれのプライベートががんばっているのは、「民活」のあるべき姿だと感じる。
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さて、カアナパリのホテルの状況、ビーチの状況を確認した後、部屋でランチ(昨晩、ローカルのスーパーで購入しておいた)を取り、車で、北上。
ローカルのドライビングマップによると、「グレートシュノーケルポイント」があるらしい。(日本のガイドには存在せず) これは行かねばなるまい。(笑)
奥まった湾になっているため、波も小さく(今日は、かなりの強風でした)、岩場のために透明度も高く、確かに「グレートシュノーケルポイント」でした。
この「ホノルア マクレア」は実質的に、マウイ島のほぼ最北端。ここからゆっくりと南下しながら、カアナパリへ戻る。というのも、ここからカアナパリまでの間も、多くのリゾート施設が立地しているからだ。`11.2:320:240:0:0::right:1:1::


`カアナパリの北側には、北から、「カプルア」「ナピリ」「カハナ」「ホノコワイ」といった地区が存在する。`これらの地区は、南北軸で約4.5マイル(約7km弱)の海沿いにホテル、コンドミニアム、アパートがびっちりと並ぶ。`一番の圧巻は、最北端「カプルア」のリッツカールトン。隣接するゴルフ場をふくめ、この一角だけ独特のゴージャス感が漂う。(なんと道路までここだけ高規格)`この地域は、(リッツカールトンをのぞけば)カアナパリのように大型のホテルが大規模に立地しているわけではないが、小中規模施設が多数立地している。にも関わらず、ごちゃごちゃ感が無い。伊豆半島なども海沿いに宿泊施設などが並ぶ地域はあるが、とても美しいとは言えない状況であるのとは対照的である。`また、こういう小中規模施設があることで、多様な人々を受け止めることが出来る。マウイ島が「金持ち」だけを相手にしたところではなく、奥行きの深いところであることがわかる。`16.7:320:240:0:0::right:1:1::


`さて、今日一日を通じて感じたのは、日本人の行動パターンの偏りである。ウェスティンには多くの日本人が泊まっている。(20%くらいという話を聞いた) このカアナパリの他ホテルも同様だろう。しかし、ビーチには居ない。午前中はプールにもほとんど居なかった。シュノーケルポイントなど日本人は私だけ。`日本人が居るのは、ショッピングモール。ここは異常に日本人比率が高い。また、プールも夕方のぞいてみたら日本人比率が激増していた。`お客さんやホテルスタッフに話を聞いてみると、日本人はオプショナルを取ることが多く、午前中から昼過ぎまではバスで出かけてしまう。帰ってきてから、ショッピングなり、プールなりという行動パターンらしい。`ハワイまで来て、ショッピングとオプショナルツアー、ホテルのプール。という行動パターンは、少々、寂しい気がする。`一方、前述の「グレートシュノーケルポイント」やホテル前のビーチでは、家族連れも多く見られ、親がシュノーケルの指導を子供にしながら楽しんでいる風景を多く見た。観光活動ではなく、リゾート活動として考えると、こういう自然との楽しみ方、遊び方を学ぶことも重要なのではないか。また、ホテルライフにしても、自分自身で時間を組み立てていくことが重要なのではないか。一昨日のプリンスビルでも感じたことだが、まだまだ、リゾート活動を日本人は着こなせていないように感じた。`11.8:320:240:0:0::right:1:1::


`それはさておき。オアフ島よりもマウイ島の方が、リゾートとしてのレベルは高い。ワイキキのような「リゾート都市」は持っていないが、自然を楽しむことを考えれば、マウイ島のデザインの方がベターであろう。(カウアイ島は荒削りすぎる)`こういう性格の違いが、ハワイの魅力を高めているのだろう。

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「ハワイ25日目 〜マウイ島はすごい〜」に1件のコメントがあります

  1. マウイ島ビーチの素晴らしさ、伝わってきました。
    ああ、シュノーケリングしたい。
    >さて、今日一日を通じて感じたのは、日本人の行動パターンの偏りである。
    ご存知のように私はイタリアが好きですが、それは私も良く感じることです。
    例えば「青の洞窟」が有名な小さな島「カプリ島」。ほとんどの日本人はローマやナポリからの日帰りツアーで「青の洞窟」を見るだけで、あとはちょっと土産物屋を見て帰る。本当は素晴らしいピーチやホテルがあって、本当に豊かな時間が過ごせるのですけれどね。
    でも、もう少し。もう少し経てば日本人もがらりと変わると思います。
    あと10年。いま10歳の子供が成人するころには、グググッと大人びた過ごし方をするようになっているでしょうね。

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