Discussion of Destination Branding.

オーランド70日目 〜アメリカでの世代の認識

昨日、終了したリーダーシップの講義であるが、最終日のテーマは(やや蛇足的ではあったが)世代を超えたリーダーシップであった。
アメリカの場合、年功序列という考え方が非常に希薄である。
大企業のトップはそれなりの年齢の人がなっているし、UCFのピザム学部長だって現役で最高齢と言われているように、年齢が高い人がトップにいる確率は高い。ただ、これは、年齢が高いからではなく、それだけの年輪というか実績、実力があるからという解釈である。
実際問題として、年齢が高くても、マネージャー未満にとどまっている人はとても多い。
一方、それなりの教育を受け、実力が認められた人材は、あっというまにマネージャーになるし、その後の、昇格も早い。事実、UCFの卒業生の多くは、入社後、いきなり(最下層ではあるが)マネージャークラス、もしくは、短期間でマネージャークラスとなる。
結果として、組織内においてマネージャー、リーダーとスタッフの年齢が逆転することは日常茶飯事と言って良いだろう。
リーダーシップの講義でありながら、最後に、「世代を超えたリーダーシップ」を持ってきたのは、そうした背景があると思われる。
この講義の中では、Veterans(Pre1946),Boomers(1946-1960),Gen-X(1961-1973),Nexers(1974-1983),Millennials(1984-2000)という5世代に区分した整理がなされていた。こうした整理自体は、アメリカのマーケティング資料などを見ると、しばしば出てくる物である。実際には、各世代の中でも誤差はあるので、生まれた年数だけで各世代の特徴を決めつけてしまうことは弊害も多い。ではあるが、それぞれが生まれ育ってきた時代背景を端的に理解し、それに基づいてそれぞれが持つ価値観などを理解するのに役立てるには好適な整理であろうと思う。(それこそ、血液型占いなどよりは、よほど、科学的だと思う)
こうした整理を聞きながら感じたのは、アメリカの場合、それぞれの時代と大統領が密接に関係しているのだなぁということ。もちろん、全ての大統領が時代を象徴しているわけではないが、誰々が大統領をやっていた時代ということだけで、一定程度、世界観が構築できるのである。
その結果、少々、ステレオタイプ的になるとは言え、どのように時代が変化してきたのかということが端的に理解できる。これは、現在が過去の結果であるということを理解しやすくするし、同時に未来の原因であり、未来は変化するものなのだということについても理解を促進することになろう。
翻って、日本ではどうだろう。
近年、60年代への関心が高まったが、60年代から現在まで、どのように時代が変化してきたのかということついて、流れとして理解できているのであろうか。そして、その中で、人の嗜好がどのように変化してきているのか、うまく整理できているのだろうか。
などということを考えさせられる講義でした。

Share