11月も第一週が終わったというのに、メキシコ湾にハリケーン。
ハリケーンは、フロリダ半島の西側を移動中で、そのまま本土への上陸コースをとっています。
そのため、オーランド周辺に直撃する可能性は無いようで、影響は限定的。ですが、風は強くなっており、明日、明後日は雨の予報となっています。
水曜日は、レイバーデイでお休みなのですけどねぇ。出かけるつもりだったのですが。少し、残念。
でも、影響は限定的とはいえ、ハリケーンの状況を体験してみるのも良いかなと思っています。
私が見た、最大級の風雨災害は、ハリケーンではなく台風。それも、台風通過後にみたものですが、宮古島を2003年におそった台風14号です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%88%9015%E5%B9%B4%E5%8F%B0%E9%A2%A8%E7%AC%AC14%E5%8F%B7
私は、この台風の通過後、1.5ヶ月後に宮古島を訪問したのですが、電柱は軒並み上から2m位のところで破断しているし、海沿いの樹木は、ほぼ根こそぎ消え去っているか、潮水をかぶり枯死している状態。宮古島東急ホテルに宿泊しましたが、庭の椰子の木は、皆、風で飛ばされ、ビーチへのアクセス路も流出していました。宮古島は、自然エネルギーに積極的に取り組んでいて、風力発電などが以前から多かったのですが、それらも全滅。すさまじいパワーであったことが伺えました。最も印象的だったのは、兼業で農家を営んでいる人の話。台風の目に入り、暴風雨がぴたっと止んだときに、雨戸を開けて庭などの状態を確認したそうです。すると、庭に止めていた軽トラが、遙か彼方の畑の中に転がっている。とはいえ、どうすることも出来ず再び雨戸を閉め、残り半分の台風通過を見守ったとのこと。無事、台風が通過し、やれやれと雨戸を開けたら、なんと、軽トラがボコボコになって庭に戻っている! 目を挟んで、風向きが真逆になったことで、戻ってきたのではないか。というのは本人談。
聞いた時には、「そんなアホな」と思いましたが、島内のあちこちで、そんなことがあったようです。
ちなみに、島内では使い物にならなくなった大量の自動車が出て、島であるだけに、その処理に困りながら、特別予算を計上したところ、折からの鉄鋼価格の値上がりで、中国資本のスクラップ業者が「買い付け」に来てくれ、予算執行が不要になったという後日談もあります。
今回のハリケーンは、そんな強烈なものではありませんが。観光リゾートの立場から言うと、台風やハリケーンというのは、リスク要素には違いありません。
さて、明日、明後日、どうなりますか。

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