今日は、山口大学の一行と一緒に、エバーグレーズ国立公園の西部(ガルフ・コースト・ビジター・センター)および北部(シャーク・バレー・ビジター・センター)を訪れてみました。
印象は。そうですねぇ。釧路湿原と野付半島をくっつけて、さらに、その規模をとんでもなく大きくした。という感じでしょうか。
そのあまりに広大な面積のため、東西に横断するには、時速60マイル以上でも、1時間以上かかるという代物。
そのため、開発というか、気軽に見学できるようになっている地域はごくわずかと言って良いでしょう。(ただ、トレイルは、数多く用意されているようです)
もちろん、自然が相手ですから、動物は思ったようには出てきてはくれませんが、ガイドはフレンドリーで、わかりやすく説明をしてくれますし、施設も(決して豪華ではありませんが)使いやすいモノで、なかなか印象深いモノでした。
360度、見渡す限りの地平線。マングローブに囲まれた複雑な地形に生息する鳥たち、湿原を疾走する船をかけぬける風や日差しなどは、とても心地よいモノであり、非日常性にあふれ、地球や自然のすばらしさを実感できるモノでした。
ただ、マイアミからでもたっぷり1日かかることを考えると、「人を選ぶ」ことは確かでしょう。
例えば、ニュージーランド・クイーンズタウンからのミルフォードサウンドや、ラスベガスからのグランドキャニオンなどのような「わかりやすさ」には乏しいですからね。
この手の、「地味で普通だけど、それが逆に本物である」と思えるような人でないと、1日を費やすまでの価値は感じ得ないのではないかなぁと思いました。もちろん、今の私のように、近傍に長期滞在している人に対しては「訪れるべし」と言うことは出来ますが…。
国立公園なので、マーケティングとは無縁だとは思いますが、もし、仮に来園者数を増やすのであれば、かなり尖った取り組みが必要でしょうね。
明日は、キーウェストに移動です。ただ、再び、エバーグレーズ国立公園の南部(フラミンゴ)に立ち寄ってからの移動であるため、かなりの長距離走行となりそうです。ということで。