今日は、山口大学の一行と一緒に、Orlando Orange Country Convention Visitors Bureau と Orange County Convention Center の2つを来訪した。
前者は、いわゆる「CVB」 民間組織であるが、その予算は、観光開発税とメンバーシップが充てられている。日本では、観光協会が相当するが、実際には、その内容は大きく異なっている。その違いは、ディスティネーション・マーケティングを行っているかどうか。というように指摘できるだろう。
http://www.orlandoinfo.com/
ディスティネーション・マーケティングとはなんぞや。というのは、ちょっと時間がかかるので割愛するが、観光とMICEの両面で、オーランドおよびオレンジ郡に人を呼び寄せるための取り組みを「科学的に」行っている。
その一端は、以下の資料からも伺うことが出来るだろう。
http://www.orlandoinfo.com/research/
この組織の予算額だけで、観光庁の予算額に匹敵する。それが、ディスティネーション・マーケティングに集中投下されていることのインパクトは大きい。
後者は、オレンジ郡が持つ巨大なコンベンションセンターを管理運営する組織である。オーランドのコンベンションセンターは、自身は、マーケティング機能は持たず(OOCCVBが担当)、施設のオペレーションに特化している。それだけに、巨大なコンベンションセンターを効率的、魅力的に活用する技術を蓄積している。
http://www.occc.net/
CVBと機能分離させていることの是非は、議論があるようだが、それぞれの「役割」が明確になることのメリットは大きい。
しかし、いやまぁ、何というか、こうした仕組みと実践力には、彼我の差を感じるばかりです。
いろいろと整理したいことはあるのですが、明日は、早朝からマイアミに移動(領事館などを訪問)のため、今日はこの辺で。