今日は、Ares I-X Flight Test の発射予定であった。
しかしながら、雲が切れず、3度ほどの発射延期の後、結局、明日へと先送りとなった。
このAres I-Xは、日曜日に私が見てきたものだが、その際も、「なんか、変わった形だなぁ」と感じたことは、ブログにも示している。
と思ったら、やはり、いろいろといわくつきの機体のようだ。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091027/191541/?P=1
米国でも、公共事業の転換は、難しいのですねぇ。ただ、「技術継承」「雇用維持」ということが、表立ってでてくるだけ、むしろ、好ましい印象も受ける。たとえば、日本で、原発開発が停滞してしばらくたつ。原発は、かなり特殊な構造であるため、たとえば、ゼネコンでもこれに対応できる技術者は非常に少ない。これに、停滞が長くなると、そうした技術者が技術を継承せずに、リタイヤしてしまうという事態も出てくる。数十年の単位で蓄積が求められる分野については、民間サイドの「努力」だけで継承することは難しい。
もちろん、技術継承のために、原発を作るというのは、ナンセンスな話ではあるが、こうした戦略分野については、たとえば、定年後もそれらの技術者の雇用を続けていけるような支援を行うとか、技術継承ができるような実験プロジェクトを計画的に実施していくなどの取り組みが必要なのかもしれない。
さて、明日は、このAres I-X 発射できるのでしょうかね。

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