今日は、懸念材料であった「運転免許」の取得に再チャレンジしてきました。
結果、前回の門前払いが嘘のように、さくさくとすすみ、受付から2時間かからずに学科および実技を終了。無事、運転免許を取得できました。
いやぁ、40歳になって、あらためて、運転免許試験を受けるとは夢にも思いませんでした。運転免許の試験なんて22年ぶり。今までの人生の中間点より「前」の時の話ですからねぇ。
以下、後日の参考までに、流れを再整理しておきます。
1.まず、 http://www.flhsmv.gov/offices/orange.html にて、テストの予約をとる。ペーパーテストの勉強や、車に慣れる事を考えると一週間くらい先の予約が良いと思います。 受験場所は、いくつか選べますが、地図も表示できるのでわかりやすいところが良いでしょう。私は、メインキャンパス近くのところにしました。
また、予約時間ですが、1人の係員が学科から実技まで全ての受付をする関係上、前の人の業務が残っているとその対応に時間が雪だるま式にかかってしまいます。なので、午後一とか午前の早い時間の方が早く対応してもらえそうです。
学科に合格すれば、そのまま、実技も受験できますが、予約で一杯だと再度、来訪しなければならないので、予約は、学科と実技の2つをそれぞれ同日に予約しておくと楽だと思います。
2.学科試験対策として、 http://www.flhsmv.gov/handbooks/ からマニュアルを獲得する。ただ、それなりのページ数がありますので、もし、「3」を実施するなら、センターで現物を取得した方が見やすいと思います。
ネット上に、模試がいろいろありますので、それを受けてみるのも良いでしょう。ただ、私が受けた限りでは「答えが明らかに間違っている」「州による法規の違いによって、結果として、間違えてしまう」ということがあり、あまり、これらの模試に頼りすぎるのは逆効果です。
ただ、http://www.quia.com/de/flmain.html でのクイズは、本番のパソコンによるテストと近い感じなので、テストに慣れるという点で効果的だと思います。ただ、ここの問題が解けるだけでは、学科は通過できません。
3.予約した事務所に、場所の確認と運転の練習、所要時間の確認を併せて、出向いてみる。日本の免許センターとは似ても似つかぬものなので、一度、行っておくと心構えが出来るでしょう。また、冊子になった教則本がもらえます。
4.平行して住所の証明書を大学などにお願いして発行してもらう。また、携帯電話などを契約したり、アマゾンから買い物するのであれば、それらの契約書や機械を郵送してもらい、その封筒(宛先付き)を手元に保管しておく。ネットでは、公共料金や銀行からの郵便と書いてあるが、周りを見ていると必ずしもそこまでフォーマルなモノでなくても良さそうではあります。ただ、なにぶん、住民票のないところなので、すんでいるところの管理者に一筆書いてもらうのが一番確実だと思います。
5.当日は、パスポート、DS-2019、住所証明書類、日本の免許証、レンタカーの契約書の4つが必要。国際免許証は要らないと言われました。学科だけなら、レンタカーの契約書は要りません。
6.学科試験は、タッチパネル式。時間制限は特に記述はなし。法規、標識とも20問中15問正解が必要。15問正解すると20問まで行かなくても終了。間違えると、「間違えたよ、正解はこれ」という画面が出る。(正解の場合はそのまま進む)
教則本の巻末の例題をやっていれば、なんとかなると思いますが、私の場合、法規は読み込んでいない部分が集中的に出てきて、結構、やばかったです。確実にクリアするには、教則本の全体を通じて読み込んでおく必要があります。特に数値系(駐車禁止の範囲とか、車間距離、違反時の点数)は、日本の知識は役に立たないので、新たに詰め込む必要があります。
7.視力検査はありませんでした。めがねをかけていたからなのか、日本の免許証があるからなのかは不明。「眼鏡等」という記述は読めないと思いますが。途中で、サインと身長(自己申告)を尋ねられ、写真を撮られます。身長は、本来フィートで言うべき所ですが、cmでも大丈夫でした(先方で変換してくれた)
8.学科を修了すると、このまま、実技をうけるかと聞かれる。Yesというと、待合で待っているように指示され、パスポート、DS-2019が返納される。(日本の免許証はこの時点では返納されない、そのまま、実技で使われる)
また、私は、実技の予約ももっていたので、それを見せて、リスケをしてもらいました。(結果、1時間以上、繰り上がった)
9.実技試験は、レンタカーの契約書を見せ保険の確認をし、ブレーキライトなどがちゃんとつくかどうかの確認をしてから、走り出します。センターのあるSCの駐車場をかるく周り、頭から突っ込む駐車実技。そこで、山道の場合はどうするのか。と口頭で質問を受ける。
その後、SCから出て、急ブレーキと、3点Uターン?(切り返しをしてUターンする)をして、SCにもどり終了。
私はシグナルを出すタイミングが少し遅いという減点はありましたが、その他は無問題でした。
といった感じなので、右側通行に慣れていること、左側のウインカーを操作できること。の2点が出来ていれば、日本で運転している人なら大丈夫そうです。
といった所です。
住所の証明書を獲得したり、右側通行などに慣れることを考えると、到着して30日以内に取得というのは、結構、しんどいレギュレーションだと思います。(州によっては10日間というところもあるらしい)
私は、今日が22日目ですから、ギリギリでした。
もし、日本からJ-1でこちらに来るときには、先方の担当者に一筆もらい、かつ、大学からその住所に何らかの郵送をしてもらうなどして、住所確認だけでも事前に行っておくなどの対策を行っておいた方が良いと思います。
なお、半年以内で、単身で、給与を現地ではもらわない、といった要件であれば、国際免許証で過ごすことも出来なくはないようです。(住民となったという定義はいろいろあって、例えば、子供を学校に行かせたとか、雇用契約を締結したなどがあげられている。そして、それらの行動をしていなくてもフロリダに来て6ヶ月が立てば、フロリダ州の免許証が必要と見なされるため)
私の場合、滞在は7ヶ月ですから、6ヶ月をそれで過ごし、それから30日以内であれば、ギリギリ出国することも可能ではありました。
ただ、おそらく、J-1だと、大学側と一種の雇用契約が結ばれた状態にあるため、違法と見なされる可能性も非常に高いです。
なので、厳格に考えれば、一ヶ月以上居るなら、取得しておいた方が良い。ということになるのでしょうね。
ご参考まで。

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